社団法人日本経営工学会
会長 黒田 充
大会理事 渡辺 一衛
大会委員長 米内山 等
大会組織委員長 黒沢 敏朗
来る10月18日(土)・19日(日)の2日間にわたり、平成15年度秋季研究大会を、学校法人大阪工大摂南大学創立60周年記念館におきまして開催いたしますので、万障お繰り合わせのうえご参加下さいますようご案内申し上げます。参加される方は、参加申込の手続きを早めにすまされますようお願い申し上げます。
学校法人大阪工大摂南大学創立60周年記念館
〒535-0003 大阪市旭区中宮5丁目16-29
TEL 06-6954-4572
FAX 06-6955-1552
添付の参加申込書(郵便振替用紙表面)に必要事項をご記入のうえお申込下さい。
送金を郵便振替によらない場合は参加申込書を現金書留に同封のうえ送付下さい。
代金を添えてない申込は「当日受付(当日払い込み)」となります。
10月3日(金)までに郵便局で手続を済ませて下さい。なお、参加費振込手続きが締切期限に間に合わない場合は、大会当日に会場受付にて参加申込(当日金額)をして下さい。
締切近くお振込みされた方は、振込票控え(コピー可)をご持参下さい。
(参加費用には予稿集1冊が含まれます。) 発表者(連名者含む)は参加費をお支払下さい。
単位:円
項目 | 正・賛助会員 | 学生会員 | 非会員 | 納入方法 | |
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事前 申込 |
参加費 | 10,000 | 5,000 | 12,000 | 参加申込書(郵便振替)にて、お早めにお申し込み(お振込)下さい。 10月3日(金)締切日まで有効です。 |
弁当注文 | 19日(日)・予約のみ ¥1,000 ご希望の方は、参加申込書にてお申込下さい。 |
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当日 申込 |
参加費 | 11,000 | 6,000 | 13,000 | 大会当日受付にてお支払下さい。 (現金支払いとなります。) |
賛助会員は1口につき2名まで正会員と同様の取り扱いとなり、研究発表会への参加に限りうち1名は無料参加(参加費のみ無料)となります。
(無料参加券は別途連絡窓口へ送付されます。)
両日とも開催時間30分前に受付を開始します。
口頭発表者は会員に限ります。連名者の方も出席をお願いします。
発表・司会者のチェックをしますので、各受付にてお名前をお申し出下さい。
日時:10月18日(土) PM18:00より
会場:N会場(会議室C)
※大会参加者は無料です。
駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用下さい。
宿泊に関しては各自でご予約ください。JR大阪駅、地下鉄・私鉄の梅田駅周辺が便利です。
〒113-8622 東京都文京区本駒込5-16-9
日本学会事務センター内
(社)日本経営工学会 大会委員会係
Tel 03-5814-5801
Fax 03-5814-5820
大会参加者とIE協会会員はショートコースを無料で聴講できます。
サプライチェーンマネジメント(SCM)は、すでに多くの企業で導入され成果を上げており、加速する顧客の価値多様化とグローバル環境の変化は、SCM の効用と限界を明らかにしつつあります。今回のショートコースでは、SCM を含め経営情報システムの最新動向、今後の方向性までを解説します。そして顧客指向の観点から SCM の延長線上にあるといわれる CRM (Customer Relationship Management)についても、全般的なトレンドと技術の双方から取り上げます。
講師はいずれも大学、産業界の第一線でご活躍されている方々を予定しています。
実務家をはじめとする大会参加者への皆様が、継続的な学習の場、啓発の場としてご参加頂ければ幸いです。
主催者側趣旨説明 <10:00―10:05> | ||
(1) | サプライチェーンマネジメント: 午前 | |
1) | 辻 洋(大阪府立大学) <10:05―11:05> 経営情報システムの動向―合理的効果・時間的効果から社会的効果へ |
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2) | 下村 博史(日本総合研究所) <11:10―12:10> SCM と CFPR (Collaboration, Forecasting, Production, Replenishment)への展開 |
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(2) | CRM (Customer Relationship Management): 午後 | |
1) | 太田秀一 (経営コンサルタント) <14:30―15:30> SCM と CRM の現状と今後の展望 |
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2) | 石垣智徳(大阪府立大学) <15:40―16:40> CRM のためのデータマイニング |
組織の情報は、ひと・もの・かねと並んで大切な資源と位置づけられている。当初の経営情報システムはこの資源を合理的効果(歩留まり向上、経費節約)や時間的効果(納期短縮、街時間短縮)に活用してきたが、最近ではこれらの効果と共に社会的効果(ライフスタイル・ワークスタイルの革新、ノウハウ継承)へと拡大している。この動向を企業情報化の発展過程を振り返りながら鳥瞰し、情報システム部門がプログラミング担当でなく企画戦略担当に位置づけられていること、企業間連携が必要な電子商取引が発展していることなどの動向を、それを支える技術と共に取り上げる。
CPFR は米国 VICS が提唱する「流通業と製造業による協業型ビジネスモデル」である。そこから我々は、消費者起点のサプライチェーンを構築する際に考慮すべき数多くの示唆を得ることが出来る。CPFR の本質は、サプライチェーンの構成主体が顧客への理解を深め共有することにより、企業間の知識連結を実現し、自律的なサプライチェーンを形成することにある。本講演では、CPFR を概説した後、小売業と製造業とのコラボレーション事例を参照しながら、顧客への認識をいかにして共有すべきかについて紹介する。さらに、SCM を補完する概念として「知識連鎖」の必要性について提案する。
SCM と CRM は、ともに企業間連携の強化を目指すが、カバーする業務プロセスは異なる。その意味で CRM は、SCM 実施済の企業には次の課題となり、業態柄、SCM が効かない企業には最優先課題となり得る。
本講では、組立量産型の製造業をモデルにして、企業には、どんな業務プロセス群があり、そのどのプロセスを CRM はカバーし、そこには各々、どんな CRM メジャメントと CRMベスト・プラクティスが既にあるのかを紹介するとともに、今後目標とすべき、新たなベスト・プラクティスについても、一部、仮説を提示する。
CRM の中心ともいえる One to One マーケティングは、IT の進歩とともに広く企業の戦略として議論されるようになってきた。その理由に情報収集機器の低価格化が挙げられる。しかしながら、顧客に対する適切なアプローチを行うためには、情報の収集だけでは不十分であり、膨大な量の顧客情報の管理と分析が必要である。本セッションでは、特に収集された大量のデータをいかに顧客情報とリンクさせ、活用するかについて考える。具体的には、購買履歴による顧客クラスタリング、顧客情報によるエリアマーケティング戦略等を事例中心に解説する。