平成16年5月22日
監事 太田 宏
監事 佃 純誠
理事会の要請に基づき、 (財)日本学会事務センターを通じた当学会の業務委託先である(株)学会ユーティリティセンターの不祥事による当学会への影響について、下記のとおり監査を実施しましたので、ご報告申し上げます。
4月21日(水)午後2時より(財)日本学会事務センターの地階会議室にて、監事2名が(財)日本学会事務センター理事山口哲男氏および執行役服部元紀氏と面談し、(株)学会ユーティリティセンターの不祥事に関する事情説明を聴取しました。その結果、「(財)日本学会事務センターから会長宛の手紙」、「(株)学会ユーティリティセンター会社概要」、「(社)日本経営工学会の会員の皆様へ――学会業務委託先における横領事件について」(第2報)に記載のとおりの事実関係であることを確認しました。
さらに、同センターの監査を行っている八重洲監査法人が(財)日本学会事務センターに対して行った(株)学会ユーティリティセンターの現況報告によれば、同センターの売上はわずかに減少しているが損益は赤字からかなりの黒字に転換しており、業務改善および管理費削減の効果が現れていること、また借入金も減少(返済)し、資金繰りも安定ないし小康状態であることを確認しました。
以上のことから、(財)日本学会事務センターは今回の不祥事の影響が(社)日本経営工学会に及ぶことはないと確約しました。
これらの事実に鑑み、今回の不祥事の影響が(社)日本経営工学会に及ぶことはないと判断しました。
以上
平成16年4月1日
会長 黒田 充
3月5日付のホームページでお知らせしましたとおり、3月29日の理事会で日本学会事務センター執行役の服部元紀氏から本件について説明を受け、質疑を行い、理事会として当面の方針を下記の通り決定致しましたので、ご報告申し上げます。
当該事件の経緯については、別紙(財団法人日本学会事務センターから会長宛の手紙)の通りですが、昨年9月の会計期に株式会社学会ユーティリティセンターの損失へ計上された被害額5700万円については銀行等からの借入金と事業収入で補填されており、学会ユーティリティセンターは今後、業務改善や人件費など管理費の削減により再建を行い、5~10年程度で負債を清算する計画であるとのことでした。
日本学会事務センターは、学会ユーティリティセンターと資本関係にはありませんが、学会ユーティリティセンターの代表と会計担当社員を出向させており、密接な人的関係にあります。しかし、日本学会事務センターからは、学会ユーティリティセンターの負債に係る財務問題がたとえ生じたとしても当学会に迷惑を掛けることはないとの確約を得ております。ご安心下さい。
学会としては、4月の定期監査時に日本学会事務センターへの委託業務に関し、当学会の監事による監査を実施します。その際、当学会の業務について日本学会事務センターが学会ユーティリティセンターなどの他社へさらに業務委託している場合には、日本学会事務センターの協力を得て、その業務委託内容に関する確認も行う予定です。
この監査結果については、5月の評議員会および総会で報告させて頂きます。また、ホームページ等でもお知らせ致します。
以上
平成16年3月5日
会長 黒田 充
3月3日付の朝日新聞夕刊およびasahi.comインターネット報道によりますと、
当学会が事務局業務を委託している財団法人日本学会事務センターの学会誌発送
業務委託先の会社で横領事件が発生したようです。これとの関連で、当学会を筆
頭に「学会にしわ寄せされる恐れがある。」と報道されています。
本件につきましては、日本学会事務センター理事長から別紙の報告を受けてお
り、今のところ当学会に財務上および業務上の影響が出る恐れはないと考えられ
ます。
なお、3月29日の理事会で日本学会事務センターから本件についてより詳細
な説明を受け、その結果に基づいて委託業務に関する実態調査および監査を実施
し、必要に応じて業務委託を見直す所存です。
会員の皆様にはホームページを通じて随時、経過を報告させて頂きますので、
ご安心下さるようお願い申し上げます。